コラム:ココロの栄養コラム(スポーツ編)

第24回 運命は自分の力で変えることができる

時間の質を決めているのは、生まれたときに決まった『遺伝要素』と、選択や変えることのできない、与えられた『環境要素』。そしてその時間に強く入り込み影響を与える、やはり変えられない『他人の要素』です。
これらを運と考える人は少なくありません。だからこそ人は運が悪いと、遺伝子や環境の悪さなどをいい、嘆くのです。
しかし、運命は自分要因でもある程度、もしかするとかなりの程度で決めていけるものなのです。自分自身のもつ考え方や自分自身が身につけているライフスキルは変化・向上・成長することができます。この自分自身の変化・向上・成長は変えられない要素ですら、変えてゆけることができるのです。

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第23回 腐った言葉は、あなたの心も腐らせる

心のバランスの代表格が、一生懸命な気持ちと楽しくやる気持です。
一生懸命は『勝つため』『成功するため』『幸せになるため』にとても大切な気持ちです。しかし、ただ一生懸命やっているだけではどうでしょう?気づけば眉間にしわを寄せて、セルフイメージを小さくしているかもしれません。
つまり、一生懸命にやっているだけではダメなのです。この一生懸命な気持ちとバランスをとってくれる感情が楽しくやる気持です。勝つためには一生懸命とともに楽しいという気持ちが必要なのです。
しかし、最近のトップアスリートたちは楽しむことの大切さを強調するがために、一生懸命を忘れて楽しんでいるだけのような選手もいます。それでは勝てるはずがありません。一生懸命と楽しさが共存していなければならないのです。私はこのような考え方を心のバランスと表現しています。
日本人は一生懸命と楽しむを共存させるどころか、分けて考えてしまいます。心のバランスのとれた状態とは「一生懸命にやることこそが楽しいのだ」という考えです。一生懸命と楽しさの気持ちが直列ではなく並列に存在している状態こそが、心のバランスのとれた状態です。

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第22回 結果よりも変化を喜ぶ

子どもは何事にも夢中になり時間を忘れるほど集中します。それは子供は変化や成長、学びへの快という『高次元の快』を感じる力が大人よりもむしろ勝っているからなのです。結果として手に入るものよりも、それに接することそのものから学ぶこと、変化することによって感じる『じわっとした喜び』が子どもたちの原動力です。
とこおろが、大人になると、結果が出そうなことしか一生懸命にやらなくなります。それは大人には『結果を得る喜び』が重要で、子どもは『変化の喜び』が大事だからなのです。この子どもの持つ変化・成長・学びへの喜びこそが勝つために必要なライフスキルです。

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第21回 過去や未来に目を向けると失敗する

スポーツ心理学では心のコンディションをセルフイメージと表現し、大切にしています。セルフイメージを大きく持たない限り、自分らしく生きることも自分に本当にふさわしい結果を手に入れることも難しいのです。スポーツでは、このセルフイメージをいかにして、常日頃から大きく保つのかということが一つのキーになっています。
セルフイメージは時間の区別ができません。もし、昔のミスなどを思い出してマイナス感情が生じれば、過去の影響を受けて今のセルフイメージがとたんに小さくなってしまうのです。過去に生きる人でセルフイメージの大きな人はいないと言っても過言ではありません。
また、未来に思考をとばしている場合も同じです。不安やあきらめや願望などを抱いて未来を見つめていると今がおろそかになって、セルフイメージをマイナスに変えることになります。そのような状態でやみくもに頑張っていても、セルフイメージは小さいので、いつまでたっても自分らしく闘うことはできません。

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第20回 自分の能力を最大限に活かし成功するために

さてモチベーションには自分の内側から生じる『内的なもの』と自分の外側から与えられる『外的なもの』の2種類があります。心理学用語ではそれぞれ『内発的動機づけ』『外発的動機づけ』と言います。
『内発的』とは自分の中からわいてくるモチベーションのことです。先ほどの食欲の例もそうですし、「1位になりたい」とか「契約を成功させたい」などの自分の達成したい目標や目的のことで、自分自身の内側からわいてくる動機はすべて『内発的動機付け』となります。
その反対に、成功すればボーナスをアップするとか、かったらおごるなどという他人から与えられた条件が動機や原動力となった場合は『外発的動機付け』となります。『飴と鞭』という言葉があります。これは飴という名の褒美があるから頑張る、無知という名の罰があるからさぼらないという例えです。この場合、頑張るやさぼらないという行動は自分の内側から出てきた動機とは言えません。つまり『飴と鞭』のような状況はすべて外発的動機づけとなります。

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第19回 何が起きても自分次第と考える

コントロールできるものとできないものという表現は『変えられるもの』と『変えられないもの』という言葉に置き換えた方が分かりやすい場合があります。たとえば、天候は変えられませんし、他人を変えることはできません。もちろん他人は変わりますが、それは私たちの力で変えたのではなく、その人自身が自分で変えたということです。
自分の意思でコントロールして変えることが可能なものは自分自身です。変えることのできない状況に悩み落ち込んだり、イライラすることはセルフイメージを縮小させます。それよりも、何事も自分次第だと思えることの方がずっと楽だと気づくはずです。
もちろん、勝利し成功するためのライフスキルなのですからコントロールできないものを気にしないようにするには努力が必要なのです。簡単なことではありませんが、変えられるものと変えられないものを意識して考えてみて下さい。

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第18回 コントロールできるものは自分自身しかない

コントロールできないものに感情が影響を受けてしまい、揚げ句の果てには自分のセルフイメージが縮小し、パフォーマンスにまでも影響してしまっている人は少なくありません。
勝利する人や成功する人は「コントロールできるものは自分だけである」ということを知っているのです。常に自分はどうすればいいのか、自分はどう考えるべきかというように、自分をコントロールすることに全エネルギーを投入しています。自分次第で結果すらコントロールできることになるのですから、言い訳や愚痴、責任転嫁をしている暇などないのです。
本当に自分にふさわしい結果を手に入れている一流のアスリートたちは、「コントロールできるものは自分だけ」というライフスキルを確実に身につけ実践しています。

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第17回 腹式呼吸が緊張をとく

緊張した状況下で簡単に気分を切り替え、適切な行動をとるための技能を「ビヘイビア・スキル」と言います。この一つに深呼吸があります。
緊張し交換神経が優位になると、呼吸が浅くなり、血流が低下します。それに対する対策は、交感神経とは反対の働きがある迷走神経の働きを活発にすれば良いのです。
息を吐くことやリズムに加えて、意識自体をお腹に置くということも大事です。昔から武道の世界では『丹田』と呼ばれる身体の中心があります。おへその奥10センチほどの所です。『丹田』に意識を集中し、吐くリズムを大事にしながら腹式呼吸を行ってください。腹式呼吸もスキルですから練習が必要です。
腹式呼吸で息を吐き出し、感情を安定化させることでセルフイメージは大きくなります。みなさんも日常生活の中に、ぜひ腹式呼吸を取り入れていただきたいと思います。

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第16回 楽しいことであっても深く考える

他人と違う発想を持っている人は、もちろん才能そのものもあるでしょうが、常に「こうしたら面白いんじゃないか」と考えているものです。その事柄に関して常にアンテナを張っていますから、一つのことから色々とつながって大きなアイデアになることも少なくありません。
そしてアイデアマンたちは『楽しさ』を追及している人でもあります。「してもらったら嬉しいこと」「自分が面白いと思うこと」「他人にしてもらい嬉しかったこと」などを日常的に思い起こすことで新たな発想を生みだします。『楽しいこと』は誰からも歓迎されます。ですから楽しいことをいつも追及しているアイデアマンたちは、その発想が求められることはもちろん、存在自体をいつも求められているともいえます。
アイデアマンは誰も思いつかないことを求められます。彼らは楽しいことであっても『深く熟考』します。私たちは「発想はいいんだけど、あとちょっとなんだよな」といわれることがあります。それは熟考が足りないせいなのです。熟考すると考えは良い方向に収束し始めます。

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第15回 日常生活の中で深く考える癖をつける

イメージ力をつけるヒントは私たちの日常生活の中に隠されています。
情報収集の仕方や観察力を高めていくことでイメージ力が養われます。そして何よりも大切なのが「考える」ことなのです。アイデアマンと呼ばれる人たちがいます。彼らは難しく考えることもせずにポンポンとアイデアを思い付いているように見えます。しかし実際のところ彼らは思考型人間であり、事あるごとに頭を使って考えています。いつも何かにつけ、深く考える癖をつける。これがアイデアや発送と結びついていくのです。
「イメージ」そのものの源は「記憶」「創造」ですが、記憶も想像も原点は「思考」にありますい。当たり前のことですが、「考える」という行為をしなければ私たち人間は物事を思い付くことができませんし、思い出すこともできます。つもりイメージ力を磨くには、常日頃からある事柄について深く考える習慣が必要なのです。

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第14回 良いプライドとは自分を信じること

良いプライドとは勝つために必要なライフスキルです。
良いプライドの原点は自分を信じる力に他なりません。「自分を大事にできる」というプライドのある人は間違いなく誠実で、自分を信じていることでしょう。よいプライドを持った人生はセルフイメージを大きくします。それは勝利や成功につながるばかりでなく、自分らしい幸せを導いてくれることにもなるのです。
このようにスポーツには「生きるための力=ライフスキル」を教えてくれる社会的価値があると、欧米では考えられています。 人生で勝利するための様々なライフスキルを手にするチャンスがスポーツにはあります。その一方で、心の能力であるライフスキルを身につけなければスポーツでも勝つことはできません。
ビジネスをはじめ、すべての人間の生き方につながるヒントがライフスキルとしてスポーツにはあるのです。それがスポーツの文化的価値でもあるのです。

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第13回 悪しきプライド

プライドとは何でしょうか?プライドを辞書で引くと「誇り、自尊心」と記載されています。誇りと自尊心にはどちらにも、良い意味と悪い意味があります。プライドにも良いプライドをみにつけ、悪しきプライドはなくさねばなりません。
欲は物質や順位などの結果に対して抱いてしまうセルフイメージを揺さぶり、委縮させてしまう感情です。一方、プライドは、うぬぼれや自慢という自分に対するエゴイズムから生じるマイナス感情なのです。したがって『悪しきプライド』もセルフイメージをさらにゆさぶります。『悪しきプライド』にしがみついては、決して本当の勝利や成功を手にすることはできません。
欲望とエゴイズムは、自分自身の成功や勝利、幸せを妨げているものなのです。自分らしい生き方を求めるのなら、『欲望』や『悪しきプライド』は必要ないのです。悪しきプライドは捨てましょう。そうすれば、新しい自分に気づき、本当の『勝利』が必ずやあなたにやってくるのです。

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第12回 自分自身へのこだわりをもつ

一方『良い欲』は自分の中にあります。その欲は心のエネルギーを生みだし、セルフイメージを大きくして、自分にとってよりふさわしい結果をもたらしてくれます。
行動への欲望は周りや結果に影響を受けることはありません。仮にバーディをとっても自分の行動がより丁寧にできるのではないかという欲を持ちます。一方ボギーをたたいてしまったとしても、可能な限りの丁寧さで行動した結果であれば満足できます。
自分の行動に注力していれば、それにふさわしい結果はやってきます。行動への欲はセルフイメージを大きく安定したものにし、心のエネルギーを充実させます。だからこそ結局は素晴らしい結果をもたらすことになります。
良い欲と悪い欲を見極めましょう。『悪い欲』なきものは強いのです。

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第11回 結果ばかり気にすると勝負に負ける

欲のない人間はいないでしょう。
人間が持つ欲には『言い欲』と『悪い欲』があります。ここでいう良い悪いは道徳観ではありません。スポーツ心理学では『良い欲』とはセルフイメージが拡大する欲で、『悪い欲』とはセルフイメージが萎縮し、自分らしく闘えなくなったり自分の力が発揮できなくなる考えを指します。シャンボ尾崎をはじめ、われわれが普段プレー中に口にする欲とは『悪い欲』をいいます。それは「順位に対する欲」や「結果に対する欲」のことです。結果に対する欲の強い人は、何かができたらうれしいとか何か手に入れたら楽しいという動機で動きます。もっと極端な場合は動機は物質を得るためだけだったりします。このように『もの』のために自分を動かす動機づけは悪い欲と言えます。なぜなら何かを得るための欲は、すべて物事の結果の上に成立しているからです。それは、自分ではコントロール不可能な因子にエネルギーを注ぎ込んでいるのと一緒です。

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第10回 変化してゆくイメージを受け止める

イメージトレーニングの練習としてイメージする事柄はなんでもかまいません。たとえばプレゼンが苦手な人は、大勢の前で自分の意見をきちんと発表し、質疑にも堂々と答えている自分をイメージすればよいのです。
注意したいのはイメージは変化していくということです。天候や自分のいる閑居由条件によって、イメージを描く状況は変化します。そのため全く同じイメージを毎日再現できなくとも落胆する必要はないのです。
一度でイメージトレーニングが完成することはありません。イメージトレーニングをやることで日常生活が効率的になったという人や、今日やるべきことが意識できるようになったという報告例があります。まずはトレーニングとして自分自身の一日のシミュレーションから始めてはいかがですか?

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第9回 イメージトレーニングは繰り返し行うことで上達する

イメージトレーニングを成功させるポイントは、「臨場感」という言葉で表現できます。より現実の状況に近いイメージを描けたほうが効果は上がります。臨場感を出すための要素は3つあります。
1. 自分の目線で描いた自分がしているイメージ
2. 明瞭さ(視覚、聴覚、触角)
3. 詳細な情報量
このようにイメージできれば大変臨場感があるものといえます。
イメージトレーニングは1度目よりは2度目、2度目よりは3度目と、繰り返し行い、なれることで明瞭性や情報量が増します。
ですから普段やったことがないのに大事な日の前だけイメージを描こうと思っても、そううまくいくものでもありません。効果を期待するのであれば普段からイメージする癖を創ることが大切です。

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第8回 イメージできる力

『イメージトレーニング』という言葉は現在では耳慣れたことばになりました。
スポーツに興味のない人でも『イメージトレーニング』と言えば「事前にその事柄のイメージを描いて練習する方法」ということを知っています。ですが、知っているのとやるのとでは大違いです。効果的なイメージトレーニングのためにはいくつかのコツがありますのでご紹介したいと思います。
単純にイメージといってもそう単純ではありません。たとえば「緑のたくさんある大自然をイメージして下さい」といった時、広い緑の芝生が広がる大草原をイメージする人、期のたくさん生い茂った森をイメージする人、公園のようなところをイメージする人など人は色々なタイプの緑の大自然を思い浮かべるでしょう。
イメージはまさに十人十色、正解不正解はありません。自分に必要なイメージを効果的に描くことができれば、それがまさに正解になるのです。

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第7回 自分が与えたものは自分に返ってくる

自分が与えたものは、遅かれ早かれ、必ず自分に返ってくるのです。それをスポーツ心理学では『ミラーイメージの法則』と呼んでいます。
相手に対してプラスな感情や行動を与えれば、そのような感情や行動が『同じように』自分に返ってくるのです。一方マイナスな感情や行動を人に与えれば、やはりそれらはマイナスとなって自分に戻ってくることになります。
相手に対してマイナスな感情を抱いたり、マイナスな言動を行うことは自分のセルフイメージを小さくします。自分のセルフイメージが縮小するということは、自分らしいプレーができなくなり、それこそ、マイナスとなって自分に返ってくるものなのです。大切なのは『自分の一番』を目指していくことです。
相手にマイナスな感情や言動を送るのではなく、自分自身にとってプラスなイメージを考えることが大事です。

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第6回 好きという感情は自分でコントロールできる

『好き』という思いは試合結果とか周りの状況とは関係なく、自分自身の中に存在している感情です。
結果は自分ではコントロールできませんが、『好き』という思いは自分が決めるもので、とても穏やかな感情です。『好きだから』やっている人の心は安定しているので、最終的に勝負に勝つし、強いのです。
現在のスポーツや教育の世界では『好き』よりも『得意』作りが中心のように思えてなりません。本来『好き』はゆるぎないものですから、『得意』よりも強いはずです。
それなのに得意かどうかの技術的な評価ばかりが行われたり、得意なもの作りにばかり指導者のエネルギーが注がれているように見えるのです。
皆さんも『好き』を大事にしましょう。日常の中でも『好き』という感情を大切に考え、行動してもらいたいと思います。

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第5回 得意なことと好きなことは違う

私たちは大きく分けると3つの理由を持って行動しています。
すなわち、『せねばならぬから』『得意だから』『好きだから』の3つです。
『せねばならぬから』やっている仕事は多いはずです。しかし、その比重が高まれば高まるほどストレスは増えるのです。
『得意だから』やっている仕事や趣味もあるでしょう。『好きだから』行う活動もあるはずです。
一般的に『得意』と『好き』は混同されがちです。『得意』は他人や平均値より上という、あくまでも相対的な評価です。
『得意な物事』を好きになることがありますが、それはほんとうに『好き』という事ではありません。
たとえば、サッカーが『得意だから』好きになった人が、その人よりもうまい選手のそろったチームに入ると、得意とは言えなくなります。そして最後にはサッカー自体を好きではなくなってしまうこともあるのです。
つまり『得意』は自分自身で決められない、不安定な要素だと言わざるを得ないのです。

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第4回 技の優劣ではなく自分に克つ

私は『勝つ』ということを次のように考えています。
『勝つ』とは「自分らしくあること、またいついかなる時でも、その自分らしさが発揮され、本当の自分にふさわしい結果を得ること。そしてその過程で自分が成長すること」であると。
この達成感こそ、すべての人が本当に追い求めている『勝つ』ということだろうと私は思っています。だから負けるとわかっていても、負ける可能性があっても、この『勝つ』を人間は求め、全精力を投球できるのだと思います。
自分の信念を貫き、誠実に生き、自分に克つことが『勝つ』ということなのだと起きたプロは私たちに教えてくれました。
人生も同じです。
相手に『勝つ』ことだけを求めている人はほんとうの『勝利』は得られません。相手に『勝つ』前に自分に『克つ』ことだけを求めている人はほんとうの『勝利』は得られません。相手に『勝つ』前に自分に『克つ』ことが真の勝者です。

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第3回 人間には勝利への欲望がある

『勝利』はとても気持ちの良いものです。私たちにとって『本当に勝つ』こととは いったい何なのでしょうか?

『勝つ』を辞書で調べると「相手、敵を負かす」とあります。
しかし、私たちは本当に「相手、敵を負かす」ことだけを追い求めているのでしょうか?
私たち人間の遺伝子に組み込まれているのは「相手、敵を負かす」ことなのでしょうか?それでは、相手 や敵とはいったいだれなのでしょうか?誰に勝てば、本当にうれしいのでしょうか?
スポーツにおいて試合は勝ち負けを決める一つのチャンスです。『勝つ』ためにすべ ての選手やチームは戦っていますが、たくさんの選手やチームは戦っていますが、た くさんの選手やチームは負けてしまいます。

『勝つ』ためにやっているのなら、勝てる相手や敵とだけやれば、人間の遺伝子はま んぞくするのでしょうか?

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第2回 チャレンジ精神には勇気が必要

スポーツで勝つために、もう一つ必要な要素は『柔軟なセルフコンセプト』です。

『セルフコンセプト』とは『固定概念』や『思い込み』のことです。人は誰でも『常 識的にみて』『これまでを分析して』『統計的にみて』など、固定された概念が構築 されています。
ところが固定概念に縛られすぎると、物事はセルフコンセプト通りに なってしまします。

勝つ人とは、固定概念を持ちにくい人。チャレンジ精神が旺盛で、現状にとらわれ ず、常に変化や向上、成長を目指しているのでセルフコンセプトが頑固に出来上がり にくいのです。

しかし、新たなことへ挑むチャレンジ精神には、常に恐れが存在します。
チャレンジ精神を支えているのは『勇気』。『勇気』こそがチャレンジ精神を維持し、『柔軟な セルフコンセプト』を生み、自分にふさわしい結果を想像させるのです。

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第1回 セルフイメージを大きく持つことが大切

こんにちは、辻です。みなさん、「メンタル」・「こころ」が大事と思っていても、非常に見えにくい部分ですし、触れることが出来ず、とても分かりにくいですよね。
そこで、スポーツ心理学では、メンタルを大きく2つに分けています。
1つは「その時の状態を示す心」というのがあります。例えば、大事なプレゼンの前に「不安だな」と思う、心の良くない状態や、お得意様から信頼を勝ち得て、自分らしく頑張れているぞ、と感じる心の良い状態です。
何かにとらわれることなく、自由で元気な心の状態を「フロー状態」といいます。
実は、この「フロー状態」を作り出す力・スキルもメンタルなのです。
自分自身の良い心の状態を自分の心で作ることの出来る、「心の力」の持ち主になりたいですね。