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第12回 左脳の良いところは選択する力 2010/3/1

左脳は分析的になりすぎると、とらわれを生みフロー状態を阻害します。
左脳の良い使い方とは「選択する力」の活用だといわれています。よく考えて自分のためになるのか、フロー状態をつくり出すのか、セルフイメージを安定化させるのか、といったことにつなげる思考や言葉や行動を選択する力です。
これこそ人間のみがもつ高次元の脳の使い方です、本能で判断するのではなく、ポジティブかネガティブなのかを選択して自分をフロー状態に導くことができる力ということになります。
この左脳の使い方ができると、右脳の悪い面である感情にともなうセルフイメージのゆらぎを抑制してくれます。
集中力のある人は間違いなくこの左脳の使い方が優れているはずです。

第11回 左脳と右脳のバランスが集中力を生む 2010/2/1

フロー状態の心をつくり出している人には共通した脳の使い方というものがあることがわかっています。左脳は分析的になり過ぎると、とらわれを生みフロー状態を阻害します。左脳の良い使い方とは「選択する力」の活用だと言われています。セルフイメージを安定化させるといったところにつなげる思考や言葉や行動を選択する力です。一方、右脳はただ感情的な右脳ではなく、良い使い方はイメージできる力です。イメージには枠組みや正解はありません。イメージできる右脳の使い方をマスターしている人はとらわれが少なく、自分でフローを演出することができます。
左脳の選択できる力を磨き、右脳のイメージできる力を鍛えていくことが、自分らしい力発揮して、楽しい人生を送れるようにしてくれるのだと思います。

第10回 フロー状態こそが集中の正体 2010/1/1

自ら作り出し、その結果、大きく安定したセルフイメージというココロの状態を導き出すことができます。このような心の状態のことを『フロー状態』と呼んでいます。
フロー状態こそ、ハイパフォーマンスの原点です。揺らぐことなく、とらわれずのココロの状態こそが、自分らしく、いい仕事、いいプレイ、いい演奏、いいオペ、いい勉強ができることに結び付きます。つまり集中している状態です。
『辻メソッド』から見る集中の4要素は次の通りです。セルフイメージとセルフコンセプトの(1)大きさ(2)安定性(3)質(4)柔軟性。集中の心の状態は、このフローな状態だと、まずは頭で理解してほしいと思います。
ここ一番で集中できる人物ほど、いつでもどこでも、その状態にあった集中状態を自分で作り出しているはずです。その普遍的な心の状態をフロー状態と呼んでいるわけです。

第9回 「自分はツいていない」が心地よい状態になることもある 2009/12/11

もう一つ例をあげましょう。ツいていないというセルフコンセプトが存在すると、もしもツいていることが起これば、自分のセルフコンセプトと違いますから居心地が悪くなる、ついていない自分を演出しようとするので、やっぱり自分はついていないんだと居心地をよくします。
それでは「内的集中」がこのセルフコンセプトとどう関連しているのかを説明したいとおもいます。簡単にいえば「集中しよう」と集中するはずが、自分の内なるセルフコンセプトに支配されて「内的集中」が阻害されてしまっていることになるのです。
とらわれの心の習慣がある人は、いつもよいセルフコンセプトばかりとは限りませんので、「内的集中」を作り出しにくいのです。
そこで私たちは室のよいセルフコンセプト作りと同時に、柔軟なセルフコンセプトの持ち主を創ることを目指しています。

第8回 すり替わったデータで人生が変わった 2009/11/1

「入れ替わったデータのせいで、行くはずのない選手がオリンピックレベルに成長した」というスポーツ心理学で有名なセルフコンセプトについての恐ろしい話があります。
アメリカのオリンピック選手を発掘するためのジュニア選手の評価合宿のこと。参加選手のAさんは将来のメダルも期待できる逸材というデータ結果がでました。一方、Bさんはせいぜい州大会どまりの評価だったそうです。ところがデータ公表の際に、2人のデータが入れ替わり、誰一人そのことに気づかなかったのです。
その結果を見てAさん自身はもちろん、周囲もその固定概念に基づいてAさんの将来像を描いてしまうことになりました。一方Bさんは、自分自身そして周りもその気になってしまいました。これがセルフコンセプトといいます。結局Bさんはアメリカ代表でオリンピック選手に選ばれるまでになったそうです。
固定観念や思い込みが、いかに恐ろしく、結果にまで影響を与えていくのかということがおわかりいただけたかと思います。

第7回 とらわれないことが集中を生む 2009/10/1

セルフイメージとは別に「内的集中」に強く関与する心の状態があります。それを潜在意識の中にある固定概念に近い“セルフコンセプト”と私たちは呼称しています。
セルフコンセプトとは自分をどう思っているのか、または自分を周りにどう思ってもらいたいのかなどという概念です。 これはいったん出来上がってしまうと、とても頑固で変わりにくいものです。
そして私たちはそのセルフコンセプトによって、情報を都合のよいように選択していきます。
たとえば、自分は『企画が得意で営業は苦手』というセルフコンセプトがあると、それに都合のよい事実だけを覚えていきます。成功した企画のみ記憶に残り、失敗したことは忘れてしまいます。逆に営業では、失敗だけをしっかり覚えているのです。 そして自分をいつもそのコンセプトに合ったような人物に仕立て上げようとしますし、そう見られたいと行動します。

第6回 セルフイメージとは(2) 2009/9/1

さて、この心のコンディションをセルフイメージという言葉で初めて表現したのが、モントリオールオリンピックの射撃の金メダリストでラニー・バッシャムです。
射撃はあまり体力のいるスポーツではありません。つまり心技体のうち、心と技の力で勝負することになります。そこで、とても大事な心の状態=コンディションをセルフイメージと表現し把握することで勝負における総合力を鍛えていこうと考えたわけです。
一方、心の力は、この心のコンディションを良い状態にし、セルフイメージを大きく安定させるためのスキルです。なぜ集中ということが取り上げられるのかというと、このセルフイメージは大変に不安定で揺らぎやすいという特徴があるからです。つまり、集中力という心の力、ライフスキルを磨き、セルフイメージが大きく安定した揺らぎのない心のコンディション、「内的集中」という心の状態を作り出すようにすることが大切です。

第5回 セルフイメージとは(1) 2009/8/1

われわれが通常、心と呼んでいる言葉にはその「状態」を示しているものがあります。つまり、その時の心持ちです。
この心の状態・コンディションをわかりやすく把握するために、私はこれを「セルフイメージ」と呼んでいます。
私の述べているセルフイメージとは、その瞬間、瞬間の心の状態をいいます。
集中しているのか、そうでないのか、という心の状態は把握しづらいので、私はセルフイメージが大きいのか、小さいのかで述べます。
そして、この大きさが常に自分の発揮する仕事のパフォーマンスや結果に「集中力」として影響しているわけです。
どう価値が高いのかといえば、このセルフイメージとの大きさと、その瞬間のパフォーマンスのレベルの高さ、自分らしさを決定しているからなのです。
だから、セルフイメージを上手に安定化できる人は、パフォーマンスを高く、自分らしく生きることができるので成功するというわけです。

第4回 内的集中とは 2009/7/1

前回、お話した外的集中とは別に、自分自身に向けられた内側の集中も存在します。それが「内的集中」と呼ばれるもので、心が落ち着いた状態のことです。

この内的集中のない状態こそ「ゆらぎ」の状態で、自分の内側に起こるさまざまな感情が、スポーツ心理学でいうセルフイメージという心のコンディションを阻害し、揺らぎを発生させます。それは間違いなく集中していない状態です。

心って何?と問いかけると、様々な考え方やとらえ方が出てくると思います。
たとえば、根性という人もいるでしょうし、精神力という人もいるでしょう。本当にいろいろです。つまり、みな曖昧ということです。
「大切なのに曖昧」では、それを強くすることは難しいのではないでしょうか?体力は大事、でも体力とは何か、どんな体力が必要なのか、体力はどのくらい必要か、などがはっきりしていてこそトレーニングしていけるのです。心も同じです。
「内的集中」とはこの心の自己コントロールです。したがって「内的集中」をつくり出すには心について理解する必要があります。

第3回 外的集中とは 2009/6/1

さて、集中している人たちの心や脳の在り方、使い方について考えてみたいと思いま す。

「集中」しているとはどんな状態でしょうか?

まずは集中ということに関する一般論を述べてみましょう。
集中には外的集中と内的集中があります。

外的集中とは自分の外側に向けられた集中のことを指します。たとえば、プレゼン時 にじっと相手の顔や目を見つめて集中することです。このように一か所に集中するこ とを「一点集中」と呼んでいます。

しかし、集中とはこのような場合だけではありません。

自分は仕事を続けつつ、書類に目を通したり、メールチェックしたりしながら、お店 や会場、職場内の仲間や部下、そして、お客様の状態を「見るとはなしに見ている」 状態を「分散集中」と呼んでいます。

この2パターンの外的集中は、いずれも集中であることには違いありません。
どちらか一方がより大事なのではなく、どちらも大事で、この2つの集中の切り替え が重要だと考えられています。

第2回 『辻メソッド』というメンタルトレーニング 2009/5/2

私たちは応用スポーツ心理学に基づく心のトレーニングで、スポーツ界のみならず、 ビジネス界や音楽界で実践的なサポートをするメソッドを確立しています。
『辻メソッド』は6つの柱から成り立っているので、まずはそれを簡単に紹介してみ たいと思います。

【STEP1】心の存在を知っていること
心は見えないし、その存在さえも明確には意識で来ている人は少ないでしょう。まず は、心の存在を意識してみてください。
【STEP2】心とは何かを知っている
【STEP3】心の価値を知っていること
心がビジネスや人生にどのような影響を与えているか見直してみてください。
【STEP4】自分の心の状態を知っている
自分の心の状態がわからずに、よい心を作り出すのは不可能と言ってもいいでしょ う。自分の心について素直に向き合ってみてください。
【STEP5】心をよくする術をしっている
【STEP6】心の術を実践している

心の術についてこのコラムではお話していきたいと思います。

第1回 スポーツ心理学をビジネスに応用する 2009/4/6

イチロー選手、北島康介選手・・・。スポーツ選手には集中力がある人が多いですね。
スポーツには試合という本番の場がはっきりしていて、それが結果となるので、 心の在り方がはっきりと表れてしまうところにあると思います。
応用スポーツ心理学は、スポーツ心理学という学問的背景に支えられ、それをいかに 現場の実践に応用していくかという考えの上に成り立っています。
また、この考えや メソッドをスポーツ以外のさまざまな分野に応用するということも大事なテーマに なっています。すなわち、医療、教育、芸術、そしてビジネスの世界にです。
ビジネスは、日々が本番とも言えます。集中しない毎日が続けば、その日の仕事も有 意義ではないでしょうし、それが積もり積もれば、結果的に大きな差を生んでくるの ではないでしょうか?
おかげさまで、昨今では私の会社でもビジネス界でのメンタルトレーニング講習の機 会が急増しています。
それは会社を上げて、心という目に見えにくいけれども結果を 大きく左右するスキルを会社の売り・財にすることの利点に気付いた経営陣の積極的 な考えの表れだと思います。


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